赤ちゃんはこうやって大きくなる

母体の変化

中絶について

人工妊娠中絶を回避するための諸制度

妊娠したものの社会的なバックアップを得られず、子供を育てる自信を失って中絶に至るケースがあります。そうならないためにも中絶を回避するための諸制度についてお伝えします。

 『養子』とは、事情のある両親に代わり、「養父母」が子供を養育する制度で『養子縁組制度』ともいいます。家系を存続するために、子供を授からなかった夫婦が「ぜひに」と請うて養子縁組する場合もあります。『養子制度』には (1)普通養子制度 (2)特別養子制度の2種類があります。

(1)『普通養子制度』においては、戸籍上2つの親子関係ができます。
 ・「実の親」と子どもとの親子関係 
 ・「養子の親」と子どもの親子関係
 『普通養子』は自由にすることができますが、子どもが未成年で、養子の親が親族ではない場合は家庭裁判所の許可がいります。

(2)『特別養子制度』を使うと、「実の親と子どもの親子関係」はなくなります。(ただし養子であることは記載で分かるようです。)
 特別養子制度についてはこちら 

里親は、『養子』のように、親権は移らないという特徴があります。そのため、里子には、財産や土地の相続権はありません。里親には、次のような種類があります。

[1]私的里親 :親同士の同意で、児童を養育する
[2]養育里親(専門里親):児童相談所からの委託で、児童を養育する 
[3]週末里親・季節里親:児童養護施設からの委託で、週末やワンシーズンのみ、児童を養育する

『養育里親(専門里親)』になる場合は、養育費や里親手当てをもらうことができます。それゆえ、厳重な審査や「調査」が必要とされています。  ※なお、『児童相談所』があっせんする『養育里親(専門里親)』は、『児童福祉法』により定められています。
下記、厚生労働省の「里親月間」に関する情報と告知です。 (厚生労働省 HPより引用)
[今月]里親になりませんか?-この子が健やかに育つ場を-

 

2006年12月15日、カトリック系の医療法人「聖粒会」が経営する熊本県熊本市の慈恵病院が、様々な事情のために育てることのできない新生児を引き取る為の設備「赤ちゃんポスト」を計画しました。2007年4月8日に熊本市から設置の許可を受け、2007年5月10日から運用を開始しています。
どうしても事情があって相談できない場合、最後の手段として新生児を病院の「ポスト」に入れます。赤ちゃんが危険な目に遭わないように一時的に保護するためですが、病院でずっと育てることはできません。児童相談所や乳児院に預けられます。
慈恵病院は、いのちの救済をする一方で、子捨てに成らないように「助言」や「専門的指導」や「カウンセリング」などもしっかりと行っていますので、預ける前に相談されることをおすすめします。 

妊娠相談窓口

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